肺がんの早期発見のために、より高度な診断へ・・・
専門医が画像診断します。 |
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日本人の肺がんによる死亡者数は、年間5万人を越えました。男性におけるがんの中では、肺がんが胃がんを抜いて、がん死亡率原因のトップに立っており、がん死亡の実に22.3%(平成15年)を占めており、死亡率は胃がんの17.2%、肝臓がんの12.5%を上回っています。女性の死亡率でも、肺がんは大腸がんの14.6%、胃がんの14.2%の次に多い12.3%となっています。

従来多かった胃がんの死亡率が確実に減少している大きな理由として、胃内視鏡やバリウムなどによる健康診断などで、早期発見・治療が可能になったことが考えられます。それに対して、今まで肺がんは早期発見が少なかったため、治療が遅れてしまう傾向にありました。
当院で採用しているマルチディテクターCTの使用により、肺がんの検出率が従来の方法に比べ約2倍となり、数mmの大きさの初期がんが検出できるようになりました。15mm以下の肺がんの場合は、生命予後は格段に良くなります。治癒も可能な早期肺がん検出のために、肺がんの治療実績が道内トップクラスの呼吸器科・呼吸器外科の多くの専門医のいる当院で、定期的に肺ドックを受けることをおすすめ致します。
□マルチディテクターCT |
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早期に発見される「肺がん」 |
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肺がんには、血痰や咳などの自覚症状のでやすいものと、でにくいものがあります。「扁平上皮がん」は気管や太い気管支に発生することが多いので、早期から自覚症状があらわれます。一方、「腺がん」は肺自体に発生することが多いので、かなり進行するまで自覚症状がないので、検診や人間ドックで初めて見つかることが多いのです。
通常のX線写真は、元々立体である人間の体を平面に投影した「影絵」の写真なので、がんが肋骨や血管の影に隠れて死角になることがあり、熟練した医師でも70%くらいしか肺がんを発見できないと言われています。この問題を解決するのが、当院の肺ドックで行っているマルチディテクターCTです。これにより、人間の体を螺旋型に輪切りにした映像をつくり、X線写真で死角になる場所の小さな肺がんの発見が可能になります。
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マルチディテクターCTと超高解像度モニター |
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従来型のCTを用いた場合の、肺の標準的な撮影法(厚さ10mm・間隔10mm)では、肺上部の胸壁近くの病変や、淡い小さな病変が見逃されることがありました。しかし、当院では最新鋭・超高速X線ヘリカルCT『マルチディテクターCT』を導入し、極めて薄いスライス厚で、短時間に広範囲な肺の断層を撮影することが可能となったため、診断に使用できる画像情報量が数倍と飛躍的に増加しました。また当院では、撮影した膨大な画像情報をコンピュータ(画像記録装置)に保存し、それをフィルムの代わりに最先端の超高解像度モニター(921万6000画素、ハイビジョンテレビの約4.5倍)を使用して、直接詳細な画像を見て診断を行うことができるため、旧来のフィルム画像に比べて、より確実な診断が可能となりました。
□超高解像度モニター |
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肺ドックで診断可能な肺がん以外の疾患 |
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肺ドックは、長期喫煙者に併発しやすい肺気腫や、虚血性心疾患などの一部の心臓血管疾患の早期発見にも有効です。肺気腫は、治療が遅れて病状が進行した場合には、酸素吸入が必要となる状態や寝たきりになったり、手術が必要になる場合もある病気ですが、肺気腫も、症状が出る前の軽度な状態から診断が可能です。 |