外来・入院

禁煙外来No smorking

禁煙外来

禁煙にチャレンジしてみませんか?

タバコの煙にはニコチン、タール、一酸化炭素などの有害成分が多く含まれているため、
喫煙者だけでなく、まわりの人の健康にも悪影響を与えます。

診察時間

毎週水曜日 15時00分から16時00分(完全予約制)

保険で治療できる条件

  • ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断された。
  • 35歳以上で、1日の喫煙本数に喫煙年数を乗じて得た数が200以上である。
    (2016年4月から35歳未満の方は上記要件がなくなりました。)
  • 直ちに禁煙することを希望している。

お問い合わせ・ご予約

初診の方は地域医療連携室(011-271-6050)にお問い合わせください。
当院に通院されている方(されていた方)は外来予約専用(011-271-3712)にお問い合わせください。

禁煙の薬はどのような薬?

禁煙のための補助薬には、貼り薬(ニコチネルTTS)、内服薬(チャンピックス錠)、ガム(ニコレット)の3種類があります。
これらの薬は禁煙後の離脱症状(タバコが吸いたくなる、イライラ、欲求不満、怒りを感じる、落ち着きがなくなる、不安を感じる、集中できなくなる、寝つきが悪くなる、食欲が増すなど)を抑え禁煙を助けてくれます。
貼り薬、ガムを使うと禁煙の成功率が約2倍、内服薬を使うと約3倍高まります。

貼り薬
(ニコチネルTTS)
内服薬
(チャンピックス)
ガム
(ニコレット)
項目 nicotinell champix nicorette
用途
  • ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。
  • 毎日1枚皮膚に貼り離脱症状を抑制します。
  • 禁煙開始日から使用し8週間の試用期間を目安に貼り薬のサイズが大きいものから小さいものに切り替えて使用します。
  • ニコチンを含まない飲み薬です。
  • 禁煙時の離脱症状だけでなく喫煙による満足感を抑制します。
  • 禁煙を開始する1週間前からのみ始め、12週間服用します。
  • 口の中の粘膜からニコチンを吸収させるガム製剤です。
  • タバコを吸いたくなった時に1回1個をゆっくり間をおきながらかみ、離脱症状を抑制します。
  • 禁煙開始日から使用し12週間の使用時間を目安に使用個数を減らしていきます。
長所
  • 使用法が簡単(貼り薬)
  • 安定した血中濃度の持続が可能。
  • 食欲抑制効果により体重増加の軽減が期待できる。
  • 使用法が簡単(飲み薬)
  • ニコチンを含まない。
  • 離脱症状だけでなく喫煙による満足感も抑制。
  • 循環器疾患患者に使いやすい。
  • 短時間で効果が発揮
  • ニコチン摂取量の自己調節が可能。
  • 口寂しさを補うことが可能。
  • 食欲抑制効果により体重増加の軽減が期待できる。
短所
  • 突然の喫煙要求に対処できない。
  • 汗をかく、スポーツをする人は使いにくい。
  • 突然の喫煙欲求に対処できない。
  • 嚙み方の指導が必要。
  • 歯の状態や歯質によっては使用しにくい場合がある。
禁煙外来にかかる1回の診療費

治療の流れ

※合計5回の診察が必要となります。

経過 回数 内容
禁煙開始 開始
  • 問診
  • 診察
  • 禁煙に向けてのアドバイス
  • ニコチン製剤の処方
2週間後 再診1
  • 呼気一酸化炭素濃度の測定
  • 診察
  • 禁煙に向けてのアドバイス
  • ニコチン製剤の処方
4週間後 再診2
8週間後 再診3
12週間後 再診4
禁煙外来にかかる1回の診療費

禁煙外来にかかる1回の診療費

項目 貼り薬
(ニコチネルTTS)
内服薬
(チャンピックス)
ガム
(ニコレット)
当院 初診料・再診料
ニコチン依存管理料
処方せん
3割 約1,800円
1割 約600円
3割 約1,800円
1割 約600円
3割 約1,800円
1割 約600円
調剤薬局 禁煙補助薬(2週間分)
超材料
3割 約2,000円
1割 約700円
3割 約2,500円
1割 約900円
約2,400円(24個)
※保険外
処方せん不要
1回の診療費の合計 3割 約3,800円
1割 約1,300円
3割 約4,300円
1割 約1,500円
3割 約4,200円
1割 約3,000円
全5回完了までの診療費の合計 3割 約18,000円
1割 約6,000円
3割 約21,500円
1割 約7,500円
3割 約21,000円
1割 約15,000円
禁煙外来にかかる1回の診療費

喫煙に伴う肺病変の評価のため、当院ではCTによるLAA解析も行っています。

肺野LAA解析